ノースリンカーンシャー(英語表記)North Lincolnshire

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノースリンカーンシャー」の意味・わかりやすい解説

ノースリンカーンシャー
North Lincolnshire

イギリスイングランド東部の単一自治体(ユニタリー unitary authority)。行政府所在地スカンソープ。1974年の自治体再編でそれまでのリンカーンシャー県から分離してハンバーサイド県の一部となり,1996年に単一自治体となった。ハンバー川河口南岸沿いからリンカーンシャー丘陵北端までの低地と,トレント川沿いのアックスホルム島の干拓湿地からなる。大半が肥沃な農村地帯で,穀物サトウダイコン,野菜が生産される。産業の中心地でもあり,ハンバー川沿いのキリングホルムに大型製油所,スカンソープに大規模な製鋼所があるほか,食品加工業などの各種工業施設がある。歴史的建造物も多く,1830年に完成したリージェンシー様式の邸宅ノーマンビー・ホールや,エプワースにあるジョン・ウェスリーが幼少時代を過ごした家オールド・レクトリーなどがある。イギリス最長の吊橋であるハンバー橋(1410m)でキングストンアポンハルイーストライディングオブヨークシャーと連絡する。面積 850km2。人口 15万7100(2005推計)。

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