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イングランド イングランド England

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イングランド
イングランド
England

イギリスグレートブリテン島の 3分の2近くを占める地域。首都ロンドン。北はスコットランド,南西はウェールズに接し,南はイギリス海峡を隔ててフランスと,西はアイリッシュ海を隔ててアイルランド島と相対し,東は北海に面する。

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百科事典マイペディアの解説

イングランド

グレート・ブリテン島南部を占める英国最大の地域。地理的・行政的にウェールズを含めることもある。13万0281km(2/)。5154万人(2008)。北部をペナイン山脈が南北に走り,ほかにレーク・ディストリクト(湖水地方)の氷食山地,南西端のコーンウォール半島のダートムーア,エクスムーアなどの高地を除けば低平な丘陵地,平地が多い。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

イングランド England, John

1824-1877 イギリスの鉄道技術者。
明治3年(1870)日本政府にまねかれ来日。工部省鉄道寮の建築副役をつとめ,9年建築師長。新橋-横浜間,大阪-神戸間の鉄道敷設の測量と工事にあたった。明治10年9月14日東京で死去。53歳。

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世界大百科事典 第2版の解説

イングランド【England】

イギリス(連合王国)の核心をなす地方で,グレート・ブリテン島の中・南部を占める。地名は5世紀にサクソン人とともにヨーロッパ大陸から来住したアングル人に由来するが,初めて史料に登場するのは890年ころである。日本で慣用的国名となっているイギリス(英吉利)や英国は,本来この地方のみを指す呼称である。東は北海,南はイギリス海峡によって大陸と隔てられ,西はウェールズ地方,北はスコットランド地方と隣接している。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イングランド
いんぐらんど
England

イギリスを構成する連合王国の一つで、グレート・ブリテン島の大部分を占める地域。北はスコットランド、西はウェールズと隣り合う。面積13万0422平方キロメートル、人口4913万8831(2001)。34のカウンティcounty(県)と、大ロンドンGreater Londonを含む七つのメトロポリタン・カウンティ(大都市県)および46のユニタリー・オーソリティー(一層制地方自治体)からなる。南端は北緯49度57分、北端は北緯55度46分、東端は東経1度46分、西端は西経5度43分である。かなり北に位置しているが、メキシコ湾流とその上を一年中吹き渡る偏西風、周囲を囲む海洋の影響を強く受け、夏は涼しく冬でも比較的温暖な海洋性気候恵まれる。冬でも港は結氷しない。降水量は年間を通じ平均しているが、風下側の東部低地は西部や北部の丘陵より少ない。
 大部分は長年侵食された丘陵性の低地が広がり、ケスタ地形も発達するが、北部のペニン山脈や南西部のコーンウォール半島には500~1000メートルに達する老年山地が残っている。海岸線は変化に富み、テムズ川、ハンバー川、セバーン川などの河口には三角江が発達し、ロンドン、ブリストル、ハル、リバプールなどの良港が築かれた。温和で湿潤な気候と広い平野は、古来農牧業を盛んにし、変化に富む海岸線と緩やかで水量豊かな河川は内陸まで交易を活発にし、都市を発達させた。加えてペニン山脈の東西山麓(さんろく)に発達する古生層は石炭を豊富に埋蔵し、また低地帯を北東から南西へ縦断する中生層には鉄鉱石が多く、ペニン山脈から流下する水資源と結合して、ヨークシャー、ランカシャー、ミッドランドなどに、産業革命を通じて近代的工業都市群を数多く誕生させた。かくしてイングランドはイギリスの中心部を形成し、人口、農業生産、工業生産のいずれもイギリスの大部分を占めている。
 交通網の発達も目覚ましく、ロンドンを中心にして放射状に幹線道路と鉄道が発達し、バーミンガム、ブリストル、リーズ、マンチェスターなどの主要都市とロンドン間はすべて高速道路で結ばれている。イングランドの核心地域はロンドン地区であるが、ケンブリッジやオックスフォードのような地方都市に著名大学があり、イングランド中部には主要工業地域が集中している。人口はスコットランドやイングランド北部から、イングランド南部へ移動する傾向がある。南西部のコーンウォール半島には、イングランド有数の観光地、保養地が多い。[久保田武]

歴史

イングランドはその地理的位置のゆえに、先史時代以来、数多くの民族の移動の嵐(あらし)にみまわれ、そこには複雑な歴史が展開した。イングランドに巨石文化をもたらした先住民は、地中海および東欧から渡来したものであったが、紀元前7世紀、ケルト人が鉄器文化とともに移住し、先住民を征服してここに住み着いた。ブリタニア、ブリテン島という名称は、比較的後期にやってきたケルト系のブリトン人に由来する。彼らは多くの部族国家に分かれ、そこには政治的統一はみられなかった。しかし前1世紀のローマ人によるブリタニア征服は、このケルト系社会を大きく変えた。ほぼ350年間のローマの支配した時代に、イングランドの各地には、ローマ軍団の駐屯地から都市が生まれ、それらを結ぶ道路がつくられた。
 しかしローマ帝国の衰退とともに、ケルト系民族に失地回復の動きがみられ、そこにゲルマンの民族移動の重圧が加わって、5世紀前半にローマが引き揚げたのちのイングランドは大混乱に陥った。移住してきたゲルマン系のアングロ・サクソン人は、抵抗するケルト系民族をこの島の北と西に押しやって、7世紀初めまでにイングランドの大部分を支配下に置いた。イングランドとは「アングル人の土地」の意味である。やがて政治的統合も進み、七王国(ヘプターキー)が形成され、覇権の争奪戦が繰り広げられたが、9世紀前半にウェセックス王国のもとに全イングランドは統一された。この間、ローマ・カトリック教会の布教が精力的に行われ、イングランドはカトリック世界に入った。
 次に9世紀から11世紀にかけて北欧のバイキング(デーン人)が攻め入り、ブリテン島の東半分を占領し、その独自の言語や法制度などを通じて深い影響を残した。1066年のいわゆる「ノルマン・コンクェスト」によって、イングランドはノルマンディー公国と結び付いた複合国家の一部となったが、さらに12世紀なかばにアンジュー家のプランタジネット朝の成立により、イングランドは大陸に広大な領地を有する「アンジュー帝国」の属領たる観を呈した。しかしやがて大陸との絆(きずな)が弱まるにつれて、国家機構の整備も進み、羊毛工業の展開もみられ、イングランドはブリテン島内の先進地域として、大ブリテン島の統一を目ざすようになった。1707年、イングランドはかねて同君連合の関係にあったスコットランドと合同して大ブリテン王国をつくり、さらに海外への進出の歩みを早めた。[今井 宏]

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世界大百科事典内のイングランドの言及

【イギリス】より

…ノルウェー海,北海,イギリス海峡によってヨーロッパ大陸から隔てられ,イギリス諸島の大半を占める。主島であるグレート・ブリテン島は面積約23万km2で日本の本州とほぼ等しく,行政上はイングランドウェールズスコットランドの3地域に区分されている。このほかアイルランド島北東部の北アイルランドやアイリッシュ海のマン島,イギリス海峡のチャンネル諸島を含む。…

【グレート・ブリテン[島]】より

…しかしローマ時代に入ると,最も遅くこの島へ移住したケルト系ブリトン人にちなむ〈ブリタニア〉の名称が定着し,今日のブリテンとなった。正式にグレート・ブリテンの名称が採用されるのは,1707年にイングランドとスコットランドが合同して連合王国を形成したときであり,フランスのブルターニュ地方をさすリトル・ブリテンと区別するため命名された。島は行政上,北部のスコットランド,南西部のウェールズ,中部・南部のイングランドに区分される。…

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