バルナ国際バレエコンクール(読み)ばるなこくさいばれえこんくーる

知恵蔵mini の解説

バルナ国際バレエコンクール

ブルガリアの観光都市バルナで開催されるバレエコンクール。1964年に創設され、ほぼ隔年で7月に開催されている。国際的なバレエコンクールの中で最も長い歴史と権威を誇り、若手登竜門としての知名度も高い。シニア部門(20〜25歳)とジュニア部門(15〜19歳)の2部門で選考され、それぞれ金・銀・銅の上位3賞と、最高賞のグランプリが授与される。これまでに数多くのスターを輩出しており、日本人では74年に森下洋子、88年に小嶋直也が金賞を受賞している。2012年にはシニア女性部門で涌田美紀(米サンノゼ・バレエ団)、シニア男性部門で宮川新大(坪田バレエカンパニー)がそれぞれ銀賞を受賞した。

(2012-08-1)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報