ラムスアウアー効果(読み)ラムスアウアーこうか(英語表記)Ramsauer effect

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラムスアウアー効果」の意味・わかりやすい解説

ラムスアウアー効果
ラムスアウアーこうか
Ramsauer effect

気体分子による電子散乱断面積が電子のエネルギーによって著しく変化する現象。 1914年ドイツの物理学者 C.ラムスアウアーが見出した。十分強い引力ポテンシャルによる散乱を量子力学的に扱うとき,動径方向に波が引込まれて位相のずれが 180°に近くなるために起る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android