リウネ州(読み)リウネ(英語表記)Rivne

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リウネ州」の意味・わかりやすい解説

リウネ〔州〕
リウネ
Rivne

ウクライナ北西部の州。州都リウネ。南部はボルイン丘陵(→ポドリスク丘陵),北部はポレシエと呼ばれる沼沢地に含まれる。プリピャチ川支流のゴルイン川,スルチ川,ストゥイリ川などが北流し,ポレシエには多くの湖がある。森林,森林ステップ地帯が広がる。南部では穀物テンサイ果樹などの栽培が,北部ではライムギジャガイモアマの栽培と畜産が中心である。主要工業は木材加工,食品工業であるが,リウネにはトラクタ部品,電機,繊維,縫製,化学などの工業が発展している。リウネから放射状に延びる鉄道,ハイウェーが州内交通の中心で,ストゥイリ川,ゴルイン川は水運に利用される。面積 2万47km2。人口116万1151(2015推計)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android