一の上(読み)イチノカミ

デジタル大辞泉 「一の上」の意味・読み・例文・類語

いち‐の‐かみ【一の上】

左大臣異称。左大臣関白を兼ねるときは、右大臣をさす。いちのおとど。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一の上」の意味・読み・例文・類語

いち【一】 の 上(かみ)

(「いち(一)の上卿(しょうけい)」の略を訓読した語か) 左大臣の別称。左大臣が関白となった場合は右大臣をさす。一の大臣。
小右記‐長徳三年(997)九月三〇日「一上布衣域外例、仰訪前古所不聞也」
※宇津保(970‐999頃)国譲上「一のかみなどになり給ぬれば」

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