上膳据膳(読み)アゲゼンスエゼン

デジタル大辞泉 「上膳据膳」の意味・読み・例文・類語

あげぜん‐すえぜん〔‐すゑゼン〕【上(げ)膳据(え)膳】

自分は座ったままで、食膳を出してもらい、食事がすんだら膳を取り下げてもらうこと。またそのように、すべてのことを他の人にしてもらって、何もしなくてよい境遇

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「上膳据膳」の意味・読み・例文・類語

あげぜん‐すえぜん ‥すゑゼン【上膳据膳】

〘名〙 食膳を整えて人に供し、食事が済んでから、膳を取り下げること。転じて、自らはそのようなことをせずにすむ境遇。
※助左衛門四代記(1963)〈有吉佐和子〉二「御殿女中に上げ膳据え膳させていてよぉ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android