丹波太郎(読み)タンバタロウ

デジタル大辞泉 「丹波太郎」の意味・読み・例文・類語

たんば‐たろう〔‐タラウ〕【丹波太郎】

京阪地方で、陰暦6月ごろ丹波方面に立つ夕立ち雲。

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精選版 日本国語大辞典 「丹波太郎」の意味・読み・例文・類語

たんば‐たろう ‥タラウ【丹波太郎】

〘名〙 陰暦六月頃に丹波方面の西空に出る雨雲を京阪地方でいう語。この雲が現われると夕立が降るという。
浮世草子好色一代男(1682)四「折節の空は水無月の末、山々に丹波(タンバ)太郎といふ村雲おそろしく」

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世界大百科事典(旧版)内の丹波太郎の言及

【雲】より

…前423年にアテナイのディオニュシア祭において上演されたアリストファネス作の喜劇。家族の浪費のため借金に苦しんでいるアッティカ郊外の農夫ストレプシアデスは,この借金を返さずに済むようにと,〈負け目の議論を勝たせる法〉を伝授するとのうわさがあるソクラテスの学校へ入学する。自身で術を会得することを断念した彼は,息子に術を得させるが,息子は借金を言いくるめて帳消しにする議論とともに,子が親をなぐっても良い論理をも習得してきてこれを実行。…

※「丹波太郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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