俺等・己等・爾等(読み)おれら

精選版 日本国語大辞典 「俺等・己等・爾等」の意味・読み・例文・類語

おれ‐ら【俺等・己等・爾等】

〘代名〙
対称。「おれ(爾)」の複数。下位者に対して、あるいは相手をののしっていう。
平家(13C前)一一「さらばおれら死途(しで)の山のともせよ」
自称。「おれ(俺)」の複数。われら。単数にも用いられる。
※類従本讚岐典侍(1108頃)下「『いさいさ、黒戸みちを、おれら知らぬに、教へよ』と仰せられて」

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