千鳥掛(読み)チドリガケ

デジタル大辞泉 「千鳥掛」の意味・読み・例文・類語

ちどり‐がけ【千鳥掛(け)】

糸を斜めに交差させるかがり方。ほつれるのを防ぐために布の端に用いる。
ひも・糸などを斜めに打ち違えること。左・右と交互にすること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「千鳥掛」の意味・読み・例文・類語

ちどり‐がけ【千鳥掛】

〘名〙 (千鳥が連なって飛ぶさまに似るところから生じた語)
① 紐(ひも)や糸を交互に斜めに交差させてかがること。千鳥かがり。
仮名草子・尤双紙(1632)下「まがれる物のしなじな〈略〉千鳥(チドリ)がけ、九折の道」
② 斜めにうち違えること。左、右と互い違いにすること。交互にすること。
※俳諧・犬子集(1633)六「淡路潟通ふや須磨の千鳥がけ〈徳元〉」

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