南一(読み)ナンイチ

デジタル大辞泉 「南一」の意味・読み・例文・類語

なん‐いち【南一】

江戸時代南鐐なんりょうといわれた二朱銀1枚のこと。また、その値段

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「南一」の意味・読み・例文・類語

なん‐いち【南一】

〘名〙
① (南鐐(なんりょう)一枚の意) 二朱銀一枚。また、その値段。
黄表紙大悲千祿本(1785)「一本南一ぐらひで、お貸しなさらぬか」
揚代が二朱の女郎
※雑俳・柳多留‐一二一乙(1833)「南一はすっぽん三歩お月様」

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