二朱(読み)ニシュ

精選版 日本国語大辞典 「二朱」の意味・読み・例文・類語

に‐しゅ【二朱】

  1. 〘 名詞 〙
  2. にしゅきん(二朱金)」「にしゅぎん(二朱銀)」の略。
    1. [初出の実例]「氏子は千金にもかへ玉はぬとの御事なるに、今弐朱(にシュ)ひとつなくて」(出典浮世草子世間娘容気(1717)六)
  3. 揚げ代が二朱の遊女
    1. [初出の実例]「新宿へあそびにゆき、二朱をあげて、一夜たのしみ」(出典:咄本・御笑酒宴(1779)新宿)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android