呼子鳥(読み)ヨブコドリ

デジタル大辞泉 「呼子鳥」の意味・読み・例文・類語

よぶこ‐どり【呼子鳥】

《鳴き声が人を呼ぶように聞こえるところから》古今伝授三鳥の一。カッコウといわれるが、ほかウグイスホトトギスツツドリなどの説がある。 春》「松の木と名は知りながら―/鬼貫

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の呼子鳥の言及

【山彦】より

… 山彦の現象は,自然現象ではなく,山谷に人以外の者がいてそれが人の声をまねしているのだと考えられていた。茨城では〈あまのじゃく(天邪鬼)〉がまねをするのだといい,静岡では〈山の小僧〉,鳥取では呼子(よぶこ)とか呼子鳥(よぶこどり)というものが声を発しているのだと伝えている。あまのじゃくは人に逆らい,神に反抗する存在であるが,山中にあって人の口まねをするものもこう呼んだのである。…

※「呼子鳥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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