嗽・含嗽(読み)うがい

精選版 日本国語大辞典 「嗽・含嗽」の意味・読み・例文・類語

うがい うがひ【嗽・含嗽】

〘名〙 (動詞「うがう(嗽)」の連用形名詞化)
① 口やのどを清めたり、炎症を鎮めたりするために、水や薬を口に含んですすぎ吐くこと。古くは、もっぱら口をすすぐことをいった。くちすすぎ。
※中外抄(1137‐54)久安五年三月五日「朝御手水間祗候御前。仰云。うかゐする数は知たりや」
② 手や顔を洗い清める意の女房詞
女中詞(元祿五年)(1692)「うがい 手水」

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