うがい

  • うがい / 嗽

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

(がんそう)ともいう。口腔(こうくう)、咽頭(いんとう)の清掃、殺菌、除臭などが、うがいのおもな作用である。口の中に含嗽剤を含み、口腔内をすすいだり、頭部を後方に反らして口を開き、呼息によって5~6回ごろごろとすすいで吐き出す。これを数回繰り返すが、この際、含嗽液は飲み込まないように注意する。うがいができるのは4歳ごろからである。
 病人は、健康のとき以上に身体の清潔に注意を払う必要があり、とくに有熱時や舌苔(ぜったい)(舌上に生ずる白色ないし褐色の苔)のある場合や、重症患者では、口中が不潔となるので、うがいが有用である。その効果としては、食欲が増し、口腔内の細菌の繁殖を防ぎ、二次感染を予防することがあげられる。また、かぜの流行期や、むし歯の予防、止痛などにも有益である。
 含嗽剤は多少の殺菌作用、収斂(しゅうれん)作用などをもっているため、局所刺激が少なく、飲み込んでも害の少ない薬物の水溶液が使用される。通常、2%ホウ酸水、1~2%重曹水、1%ミョウバン水、イソジンガーグルなどが使われる。止痛の目的のときにはサリチル酸液などを用いる。日常では手軽に水、番茶、食塩水などを使っても効果がある。[井上義朗]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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