回青(読み)カイセイ

デジタル大辞泉 「回青」の意味・読み・例文・類語

かい‐せい〔クワイ‐〕【回青】

中国明代にイスラム圏から輸入された、青花(染め付け)に用いる青色コバルト顔料。回回青

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精選版 日本国語大辞典 「回青」の意味・読み・例文・類語

かい‐せい クヮイ‥【回青】

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栄養・生化学辞典 「回青」の解説

回青

 回青現象ともいい,柑橘類の果実収穫適期に収穫しない場合に再び緑色に変化する現象

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世界大百科事典(旧版)内の回青の言及

【染付】より

…しかしこの青料は明初後半15世紀中ごろに輸入が絶え,これに代わって中国内地で発見された無名異とか画焼青と呼ぶ青料(土青)を加えるようになったため,青花の色調は変わった。明中期の初頭16世紀はじめには再び西方より青料がもたらされるようになったが,これがイスラム教圏からもたらされたため,中国で回青(かいせい)と呼んでいる。 明代に入ると江西省景徳鎮に御器廠が設けられ,明初の永楽~宣徳期(1403‐35)には技法もいっそう洗練され様式化も進み,そのころから〈大明宣徳年製〉の官窯銘も用いられた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」