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青花 あおばな

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

青花
あおばな

ツユクサ (『万葉集』などでは「つきくさ」) の花。また,これからとった青い染料,もしくはその液汁を和紙に吸収させた青花紙をいう。青花に似ているところから,藍染めの青い色を花色と呼ぶ。「つきくさずり」は青花を布地にすり染めにしたもので,古くから行われたが,水に濡れると退色するため,のちにはすたれた。滋賀県草津近郊で産する青花紙は,藍花紙 (あいばながみ) ,縹紙 (はなだがみ) とも呼ばれ,この退色する性質を利用して,友禅 (ゆうぜん) や臈纈 (ろうけち) の下絵を描くのに用いられる。

青花
せいか

染付」のページをご覧ください。

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デジタル大辞泉の解説

あお‐ばな〔あを‐〕【青花】

ツユクサの別名。
ツユクサの花弁からとった染料。

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大辞林 第三版の解説

あおばな【青花】

ツユクサの別名。
ツユクサの花からとった青色の染料。

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

青花 (アオバナ)

植物。ツユクサ科の一年草,薬用植物。ツユクサの別称

青花 (サバ)

学名:Scomber japonicus
動物。サバ科の海水魚

出典|日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について | 情報

世界大百科事典内の青花の言及

【染付】より

…磁器に用いられる場合が多く,文様は上釉の下で藍青色に発色し,染物の藍染(あいぞめ)に色彩効果が似ているため,江戸時代初期ごろからこう呼ばれた。中国では青花(青い文様の意),また釉裏青と呼ばれる。 染付は中国で元代に大成され,以後中国陶磁の主要な陶技として発展し,安南(ベトナム),朝鮮,日本など東アジアやヨーロッパの陶芸にも大きな影響を与えた。…

【呉須】より

…焼成により釉(うわぐすり)と溶けて青い色を出す。呉須で下絵を書き釉をかけた磁器を,日本では染付,中国では青花とよぶ。天然には黒色,土状の呉須土(鉱物名アスボライトasbolite)として産出する。…

【染付】より

…磁器に用いられる場合が多く,文様は上釉の下で藍青色に発色し,染物の藍染(あいぞめ)に色彩効果が似ているため,江戸時代初期ごろからこう呼ばれた。中国では青花(青い文様の意),また釉裏青と呼ばれる。 染付は中国で元代に大成され,以後中国陶磁の主要な陶技として発展し,安南(ベトナム),朝鮮,日本など東アジアやヨーロッパの陶芸にも大きな影響を与えた。…

【陶磁器】より

…宋代には華北,華南諸窯のほかに遼の領域においても独自の陶磁器を焼造しており,〈遼磁〉として地方的色彩を色濃くたたえたものである。 元代,景徳鎮窯で白磁の釉下にコバルト(青料)で絵付をして透明釉をかけた染付(青花)が発明され,景徳鎮窯は中国の陶磁器生産の一大中心となった。染付の起源については,(1)磁州窯,吉州窯などの鉄絵彩陶の影響,(2)西アジアのイスラム陶器の影響,(3)景徳鎮窯の独自の発生などさまざまな説があり,またその最初も,中国では晩唐・北宋説,日本やヨーロッパでの14世紀初めという説があって確定しない。…

【白磁】より

…元時代には景徳鎮窯では〈枢府窯〉と呼ばれる青みのない純白の白磁と,青白釉の白磁の2種があり,前者は明時代初めに脱胎磁といわれる紙のごとく薄い白磁となる。後者の青白釉白磁は青花(染付)となり,元・明・清時代の景徳鎮窯磁器の主流となる。徳化窯も元・明・清代に景徳鎮とともに白磁を焼造し,日常の什器をはじめ,観音像,羅漢像などがヨーロッパに輸出された。…

【李朝美術】より

…前期を太祖元年から仁祖末年(1392‐1649),中期を孝宗元年から英祖27年(1650‐1751),後期を英祖28年から高宗20年(1752‐1883)とする説が有力である。前期には良質な白磁が生まれ,青花(染付)も現れ,粉青沙器(ふんせいしやき)(三島手(みしまで))が盛行した時期であるが,この期を代表するものは高麗象嵌青磁の流れをくむ粉青沙器である。これは白土で器面を化粧する技法と施文法に特徴があり,日本では三島手とよばれ,彫三島(ほりみしま),刷毛(はけ)目,彫刷毛目,絵刷毛目,粉引(こひき)などと分類されている。…

※「青花」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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