外郭・外曲輪(読み)そとぐるわ

精選版 日本国語大辞典 「外郭・外曲輪」の意味・読み・例文・類語

そと‐ぐるわ【外郭・外曲輪】

〘名〙
① 城の最外部に築きめぐらした石または土のかこい。そとわ。⇔内郭(うちぐるわ)
上杉家文書‐(永祿一二年)(1569)二月二七日・三木良頼書状「至只今無手透取結、外廻輪悉被破却、落居不有程之由、重候」
外側のかこい。また、外まわりの区画。がいかく。
破戒(1906)〈島崎藤村〉五「丑松は撃手(サアブ)最後の球を打つ為に、外廓(ソトグルワ)の線の一角に立った」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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