内郭(読み)ウチグルワ

精選版 日本国語大辞典 「内郭」の意味・読み・例文・類語

ない‐かく‥クヮク【内郭・内廓】

  1. 〘 名詞 〙 城の内側に石などで築かれた囲い。また、その地域。うちぐるわ。⇔外郭
    1. [初出の実例]「是羅馬の時の城堡にて、此を内廓として、其内に以前に序列するか如き、宮室台観を起す」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)

うち‐ぐるわ【内郭・内曲輪】

  1. 〘 名詞 〙 城の内部にさらに築かれた土や石の囲い。また、その囲まれた地域。第二の城郭。⇔外郭
    1. [初出の実例]「内曲輪御門御定書」(出典:徳川禁令考‐前集・第三・巻二二・享保六年(1721)閏七月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android