デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「婉(2)」の解説 婉(2) えん 大原富枝の小説「婉という女」の主人公。土佐藩執政の父野中兼山が失脚し,4歳の時から40年間幽閉生活をおくる。赦免後藩の儒官谷秦山(じんざん)にであい,互いにひかれるが,秦山は政変にまきこまれ,蟄居(ちっきょ)後没し,婉は孤独の中で秦山の思い出に生きる。昭和35年「群像」に掲載。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例