尤草紙・尤双紙(読み)もっとものそうし

精選版 日本国語大辞典 「尤草紙・尤双紙」の意味・読み・例文・類語

もっとものそうし ‥のサウシ【尤草紙・尤双紙】

仮名草子。二巻。斎藤徳元作。寛永一六二四‐四四)初年頃成立。同九年(一六三二)刊。「枕草子」の「ものは尽くし」の形式にならった八〇項目からなる随筆風の作品。近世初期に流行したパロディー文学の一つであり、作者の幅広い知識や教養を示しているが、滑稽味にはやや欠ける所がある。

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