尻鞘(読み)シリザヤ

デジタル大辞泉 「尻鞘」の意味・読み・例文・類語

しり‐ざや【尻×鞘】

雨露から保護するために、太刀の鞘を覆う毛皮の袋。ひょうとらくま・鹿・いのししなどの毛皮で作り、遠行戦陣などの際に用いた。毛鞘。しざや。しんざや。

し‐ざや【×鞘】

しりざや」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「尻鞘」の意味・読み・例文・類語

し‐ざや【尻鞘】

※宇津保(970‐999頃)吹上上「豹の皮のしざやある御佩刀(はかし)奉りて」

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