式守五太夫(読み)しきもり ごだゆう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「式守五太夫」の解説

式守五太夫 しきもり-ごだゆう

?-? 江戸時代中期の相撲行司。
式守家の祖。享保(きょうほう)14年(1729)肥後(熊本県)の16代吉田追風の門人となり,寛延2年行司として式守姓を名のったという。相撲では伊勢海を名のり,京坂相撲の支配下にあった江戸相撲を再興したという説もある。伊豆(いず)加茂郡(静岡県)出身。本名は谷義則。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の式守五太夫の言及

【式守伊之助】より

木村庄之助の次位。行司式守家は,初代伊勢ノ海五太夫が,1729年(享保14)相撲家元吉田追風の故実門人となり,行司家の創立を許されて,式守五太夫を名のったことに始まる。伊勢ノ海は年寄と行司家の両資格をもち,力士と行司を養成,その第1号が伊之助(1743‐1822)である。…

※「式守五太夫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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