肥後(読み)ヒゴ

大辞林 第三版の解説

ひご【肥後】

旧国名の一。熊本県全域に当たる。

ひご【肥後】

平安後期の歌人。肥後守藤原定成の女むすめ。初め京極関白師実家に、のち二条太皇太后宮令子内親王に仕えた。「堀河百首」の詠者の一人。「金葉和歌集」以下の勅撰集に入集。生没年未詳。家集「肥後集」

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精選版 日本国語大辞典の解説

ひご【肥後】

[1] 西海道一一か国の一国。古くは火(肥)国(ひのくに)の一部。令制で、肥前国・肥後国に二分される。鎌倉時代は安達氏・北条氏一門、南北朝時代は菊池氏・大友氏・少弐氏が守護となり、室町時代は九州探題の分国となった。豊臣秀吉は加藤清正・小西行長を置いて支配。江戸時代は四藩と天領の天草とに分かれる。廃藩置県後、熊本・八代・人吉の三県となり、明治九年(一八七六)熊本県となる。
[2] 〘名〙 「ひごずいき(肥後芋茎)」の略。
※雑俳・末摘花(1776‐1801)二「さなきだにひごをもちいてもてあまし」

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世界大百科事典内の肥後の言及

【遠州七窯】より

…しかし,朝日,古曾部,赤膚は遠州の活動期以後の窯である。他方,松平不昧が著した《瀬戸陶器濫觴(らんしよう)》では,遠州時代の国焼として高取,薩摩,肥後,丹波,膳所,唐津,備前の7窯をあげており,これらの窯は遠州時代に活動していた窯であった。この二つの資料のうち,共通している高取焼と膳所焼はたしかに遠州との結びつきも深いが,全体として七窯の選択根拠ははなはだあいまいで,信憑性は薄い。…

※「肥後」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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