弓馬の家(読み)キュウバノイエ

デジタル大辞泉 「弓馬の家」の意味・読み・例文・類語

きゅうば‐の‐いえ〔‐いへ〕【弓馬の家】

武士家柄武門武家
「しかるに義経、―に生まれ来て」〈謡・安宅

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精選版 日本国語大辞典 「弓馬の家」の意味・読み・例文・類語

きゅうば【弓馬】 の 家(いえ)

武士の家柄。武門。武家。
吾妻鏡‐文治二年(1186)三月二六日「出累葉弓馬之家、入一実円乗之門
謡曲・安宅(1516頃)「しかるに、義経、弓馬の家に生まれ来て」

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世界大百科事典(旧版)内の弓馬の家の言及

【弓矢】より

…武器としての弓矢の重要性は火器の登場により徐々に低まり,フランスでは1560年代に王軍の弓隊が銃隊に改編された。武器【渡辺 昌美】
【弓矢をめぐる習俗と象徴】

[日本の民俗]
 日本で〈弓とり〉〈弓馬の家〉といえば武士の家系を指した。東北地方のいたこ(巫女)が口寄せをするきまり文句として〈弓取りへらとり〉と言ったのは,一家の戸主と主婦,ひいては父親と母親とを意味した古い言葉のなごりである。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」