徒奉公(読み)かちぼうこう

精選版 日本国語大辞典 「徒奉公」の意味・読み・例文・類語

かち‐ぼうこう【徒奉公】

〘名〙 徒侍(かちざむらい)となって仕えること。おかちぼうこう。
浄瑠璃井筒業平河内通(1720)三「お供さきに手を振りし、跣(すあし)はだしの徒歩奉公(カチボウコウ)

いたずら‐ぼうこう いたづら‥【徒奉公】

〘名〙 堅気(かたぎ)でない奉公。水商売妾奉公(めかけぼうこう)
浮世草子世間娘容気(1717)五「蓮葉女といふいたづら奉公つとめ」

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