徒侍(読み)カチザムライ

デジタル大辞泉 「徒侍」の意味・読み・例文・類語

かち‐ざむらい〔‐ざむらひ〕【徒侍】

主君の外出時、徒歩で身辺警護を務めた下級武士。徒衆かちしゅう。かち。

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精選版 日本国語大辞典 「徒侍」の意味・読み・例文・類語

かち‐ざむらい‥ざむらひ【徒侍・歩侍】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かちさぶらい」とも )
  2. 徒歩で供奉(ぐぶ)または行列先導を務める侍。〔甲陽軍鑑(17C初)〕
    1. 徒侍<b>①</b>〈人倫訓蒙図彙〉
      徒侍人倫訓蒙図彙
    2. [初出の実例]「瑠璃姫は乗物に召、かち侍御供申せば」(出典:歌舞伎・傾城壬生大念仏(1702)上)
  3. かち(徒)

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世界大百科事典(旧版)内の徒侍の言及

【徒士】より

…江戸時代の武士の一身分,また武家の職制。武士身分としての徒士は,徒士侍とも称され,将軍・大名,大身の武士の家中にみられる,騎乗を許されない徒歩の軽格の武士をいう。騎乗を許された侍とともに士分として扱われ,足軽・中間(ちゆうげん)の軽輩とは区別されていた。…

※「徒侍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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