打太刀(読み)ウチダチ

デジタル大辞泉 「打太刀」の意味・読み・例文・類語

うち‐だち【打(ち)太刀】

打ち刀
剣道の型を行うとき、師の位にあって常に技を仕掛ける人。技を受ける人を仕太刀しだちという。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「打太刀」の意味・読み・例文・類語

うち‐だち【打太刀】

〘名〙
① 実戦用の太刀。打ち物の太刀。
浄瑠璃栬狩剣本地(1714)一「赤銅作(しゃくどうづくり)の打太刀」
② 剣道で、腕前が上の人に打ちかかって練習すること。また、その打ちかかっていく人。太刀打ち。〔日葡辞書(1603‐04)〕
③ 攻め込む立場になること。
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉九「総て Defensive 〔受太刀〕と Offensive 〔打太刀(ウチダチ)〕とは、大して其便宜が違うもので」

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