明治神宮競技大会(読み)めいじじんぐうきょうぎたいかい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「明治神宮競技大会」の意味・わかりやすい解説

明治神宮競技大会
めいじじんぐうきょうぎたいかい

1924~43年東京都渋谷区の明治神宮外苑を中心に行なわれた国家的な総合体育大会。明治天皇遺徳を偲び,明治神宮に奉納する競技として内務省主催により始められた。 1927年まで毎年開催,それ以後は隔年開催となったが,1939年から再び毎年開催となった。また 1926年から主催は明治神宮体育会となり,名称も明治神宮体育大会と改められた。 1939年以後厚生省主催になるとともに明治神宮国民体育大会となったが,第2次世界大戦下の 1942年と 1943年の大会は明治神宮国民錬成大会と改称された。参加者は各競技団体の組織を通じ朝鮮樺太 (現サハリン島) ,台湾,中国関東州を含む全国から集まり,競技種目は第1回の 15種目からしだいに増加し,のちには国防競技や海洋競技まで加えられた。現在の国民体育大会に相当。

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