樽俎・尊俎(読み)そんそ

精選版 日本国語大辞典 「樽俎・尊俎」の意味・読み・例文・類語

そん‐そ【樽俎・尊俎】

〘名〙
① 酒を入れる器と肴(さかな)を載せるつくえ。酒樽と牲(いけにえ)を載せる台。転じて、酒や料理がならぶ宴会の席。
文華秀麗集(818)上・蒙譴外居聊以述懐敬簡金吾将軍〈仲雄王〉「儒家偏随樽俎趣 帝宅朝例不生知」 〔礼記‐楽記〕
② (「晏子春秋‐雑上」の「夫不出於樽俎之間、而知千里之外其晏子之謂也、可折衝矣」による) 宴席での会見。また、外交談判。国際間の交渉。
※翰林葫蘆集(1518頃)一四・鹿苑院殿百年忌陞座「安六十六箇国於樽俎之間」

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