コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

晏子春秋 あんししゅんじゅうYan-zi chun-qiu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

晏子春秋
あんししゅんじゅう
Yan-zi chun-qiu

中国,春秋時代の名宰相,晏嬰 (あんえい) の言行後人が編集した書。『晏子』ともいう。編者未詳。8巻。儒教のほか,墨家的思想も含む。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

あんし‐しゅんじゅう〔‐シユンジウ〕【晏子春秋】

春秋時代の斉(せい)の宰相晏嬰言行録。8編。成立年未詳。後人が編集したもので、斉王との問答の形で墨家思想・儒家思想をおりまぜた国家経営の構想を述べる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

あんししゅんじゅう【晏子春秋 Yàn zǐ chūn qiū】

中国の春秋時代,斉の名宰相であった晏嬰(あんえい)の言行を集録した書。8編で200章以上の説話がある。成立年代は異説が多いが,春秋期のものでないことは確実。ほぼ戦国期の斉(前386‐前221)の地で晏嬰の名に託して編成されたものである。内容は《戦国策》など他書と合うものが多く,儒家の仁政や墨家の兼愛と倹約の思想をとりいれている。事実の記録であるより歴史小説的なふくらみが強い。【金谷 治】

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

あんししゅんじゅう【晏子春秋】

晏嬰が斉君をいさめて治世に努めた逸話を集録した書。八編。戦国時代から漢代にかけ、後人が編纂へんさん

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

晏子春秋
あんししゅんじゅう

中国、春秋時代、斉(せい)の霊公、荘公、景公の3代に仕えた宰相晏嬰(あんえい)の言行を集録した書。『漢書(かんじょ)』の「芸文志」の諸子略の儒家類には単に『晏子』と称する。中唐の文人、柳宗元(りゅうそうげん)がこの書を斉国在住の墨(ぼくてき)の徒の作とみなして以後、書目によっては墨家類に列する。なお、『四庫全書総目提要』ではこれを史部伝記類に収める。現行本が司馬遷(しばせん)、劉向(りゅうきょう)、班固(はんこ)などがみた書と同一物であるか、それとも後人の編纂(へんさん)物であるか、判然としない。現行本は内篇(ないへん)と外篇とに二分され、前者は諫(かん)上下、問上下、雑上下の6篇、後者は上下の2篇からなる。内容的には、もっぱら治政の要諦(ようてい)としての勤倹力行が説かれているが、各篇相互に同工異曲の問答、説話を数多くみいだすことができる。資料的には格言や説話の宝庫として活用できよう。注解としては呉則虞(ごそくぐ)『晏子春秋集釈』が優れている。[伊東倫厚]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

晏子春秋の関連キーワード難に臨んで遽かに兵を鋳る難に臨んで遽に兵を鋳る樽俎折衝・樽爼折衝二桃三子を殺す銀雀山漢墓骸骨を乞う羊頭狗肉戦国時代諸葛帰春逸話治世社鼠

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android