コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

文華秀麗集 ぶんかしゅうれいしゅう

6件 の用語解説(文華秀麗集の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

文華秀麗集
ぶんかしゅうれいしゅう

平安時代前期の漢詩集。3巻。弘仁9 (818) 年に嵯峨天皇の勅命により,藤原冬嗣を中心に菅原清公勇山文継滋野 (しげの) 貞主らが編集したもので,同5年に撰定された『凌雲集』に漏れた作品を補うとともに以後の詩を加えて,平安時代前期の詩人 28人の詩 148首 (現存本は 143首) を収める。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ぶんかしゅうれいしゅう〔ブンクワシウレイシフ〕【文華秀麗集】

平安前期の勅撰漢詩集。3巻。嵯峨天皇の命により、藤原冬嗣が仲雄王(なかおおう)・菅原清公滋野貞主らと撰進。弘仁9年(818)成立。「凌雲集」に漏れたものやその後の作など、28人の詩140余首を収める。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

文華秀麗集【ぶんかしゅうれいしゅう】

平安初期の,2番目の勅撰漢詩集。3巻。藤原冬嗣が嵯峨天皇の勅をうけて818年に仲雄王(なかおおう)らに撰進させた。作者28人,詩148首で,嵯峨天皇をはじめ,当時の著名詩人を網羅する。
→関連項目漢詩

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ぶんかしゅうれいしゅう【文華秀麗集】

平安初期の勅撰第2漢詩集。3巻。818年(弘仁9)成立。書名は文(あや)のある美しく秀でた作を集めた詩集の意。嵯峨天皇の勅命を受けた藤原冬嗣が仲雄王(なかおおう)や菅原清公(きよとも)らに命じて編集させたことが,仲雄王の序文にみえる。作者26名(序文では数に入れていない嵯峨天皇,東宮淳和を加えて28名),詩数148首(現存本は5首欠)。梁の昭明太子撰《文選》の分類法を学び,遊覧,宴集,餞別,贈答(上巻),詠史,述懐,艶情,楽府,梵門,哀傷(中巻),雑詠(下巻)の11部門より成る。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ぶんかしゅうれいしゅう【文華秀麗集】

勅撰漢詩集。三巻。嵯峨天皇の命により藤原冬嗣および仲雄王・菅原清公きよとも・勇山いさやま文継・滋野貞主らが撰。818年成立。嵯峨天皇・巨勢識人こせのしきひとら作者二八人、一四八編の詩を収める。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

文華秀麗集
ぶんかしゅうれいしゅう

平安前期の勅撰(ちょくせん)漢詩文集。818年(弘仁9)仲雄王(なかおおう)、菅原清公(すがわらのきよきみ)、勇山文継(いさやまのふみつぐ)、滋野貞主(しげののさだぬし)らによって編纂(へんさん)撰進された。詩を分類するのに、遊覧、宴集、餞別(せんべつ)、贈答、詠史、述懐、艶情、楽府(がふ)、梵門(ぼんもん)、哀傷、雑詠の11の部立てを立てるという斬新(ざんしん)な方法を用いている。勅撰集であるため応製(天皇の命によって詠進した詩)、奉和(天皇の詩に韻をあわせて奉ったもの)の詩が多く、また五言詩が47首、七言詩が96首と七言詩の比重が大きくなっており、ほかに賦(ふ)に近い長編の詩がとられている。所載詩人26人、詩数148首(ただし現存本は143首)。嵯峨(さが)天皇34首、巨勢識人(こせのしきひと)20首、仲雄王13首などが多数の入集(にっしゅう)者であるが、『凌雲集(りょううんしゅう)』に13首とられていた賀陽豊年(かやのとよとし)が一首も入集していないのが注目される。[金原 理]
『小島憲之著『日本古典文学大系69 文華秀麗集』(1964・岩波書店)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の文華秀麗集の言及

【勅撰集】より

…勅撰漢詩集は,漢風謳歌の時代といわれる平安初期に,勅撰三集と総称される三つの集が編まれた。《凌雲新集》(《凌雲集》)1巻(814)は782年(延暦1)から33年間の作品をまとめた近代詞華集で,次いでこの集に漏れたものを含めて《文華秀麗集》3巻(818)が成り,さらに,707年(慶雲4)から約120年間の178人の作者,1000編余の作品を集めて《経国集》20巻(827)が王朝漢文学の一大集成として成った。王朝漢文学は,貞観~寛平期(859‐898)に黄金時代を迎えるが,なぜかそれ以後勅撰詩集は撰進されず,その役割を勅撰和歌集に譲る。…

※「文華秀麗集」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

文華秀麗集の関連キーワード経国集扶桑集凌雲集勅撰集高丘弟越多治比清貞仲雄王藤原資仲藤原永範勅撰漢詩集

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone