残香(読み)ザンコウ

デジタル大辞泉 「残香」の意味・読み・例文・類語

ざん‐こう〔‐カウ〕【残香】

あとに残っている香。うつり香。残り香

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「残香」の意味・読み・例文・類語

ざん‐こう ‥カウ【残香】

〘名〙 残っている香。うつりが。のこりが。
菅家文草(900頃)二・紅蘭「残香経洗露、晩気未風」 〔孟遅‐長信春詞〕

のこり‐か【残香】

〘名〙 (「のこりが」とも) 人が立ち去ったあとに残っているにおい
五重塔(1891‐92)〈幸田露伴一九「熱茶一杯に酒の残り香(ガ)を払ふ折しも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「残香」の読み・字形・画数・意味

【残香】ざんこう

余香

字通「残」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android