デジタル大辞泉
「洲」の意味・読み・例文・類語
ひじ【×洲】
《「ひし」とも》海の中にできる洲。
「花散らふこの向つ峰の乎那の峰の―に付くまで君が齢もがも」〈万・三四四八〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ひじ【洲】
〘名〙 洲(す)。
※
万葉(8C後)一四・三四四八「花散らふこの向つ嶺
(を)の乎那
(をな)の嶺
(を)の比自
(ヒジ)につくまで君が齢
(よ)もがも」
[
補注]「ひし」との違いについては、上代東国
方言(「
ひじ」)と九州大隅地方の方言(「ひし」)の違いかとする説や、万葉例の「ひじに」の「に」によって「ひし」が連濁したものかとする説などがある。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報