デジタル大辞泉 「洲」の意味・読み・例文・類語 しゅう【洲】[漢字項目] [人名用漢字] [音]シュウ(シウ)(漢) [訓]す1 す。なかす。「洲嶼しゅうしょ」2 大陸。「欧洲」[補説]「州」と通用。[名のり]くに ひじ【×洲】 《「ひし」とも》海の中にできる洲す。「花散らふこの向むかつ峰をの乎那をなの峰の―に付くまで君が齢よもがも」〈万・三四四八〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「洲」の意味・読み・例文・類語 ひじ【洲】 〘 名詞 〙 洲(す)。[初出の実例]「花散らふこの向つ嶺(を)の乎那(をな)の嶺(を)の比自(ヒジ)につくまで君が齢(よ)もがも」(出典:万葉集(8C後)一四・三四四八)洲の補助注記「ひし」との違いについては、上代東国方言(「ひじ」)と九州大隅地方の方言(「ひし」)の違いかとする説や、万葉例の「ひじに」の「に」によって「ひし」が連濁したものかとする説などがある。 ひし【洲】 〘 名詞 〙 ⇒ひじ(洲) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「洲」の読み・字形・画数・意味 洲人名用漢字 9画 [字音] シュウ(シウ)[字訓] す・しま[字形] 形声声符は州(しゅう)。洲は州の俗字。のち州県の字と区別して、川の洲や大陸の名に用いる。[訓義]1. す、川のす、しま、川の中島。2. 大陸、五大洲。[古辞書の訓]〔新字鏡〕洲 加太(かた)〔和名抄〕洲 須(す)〔字鏡集〕洲 シマ・ハマ・ス・スハマ・ナギサ・スケ[語系]洲(州)tjiu、島tは声近く、島はデルタ状の地に生まれやすい。また(周)tjiuも同声。水をめぐらしたところを州という。[熟語]洲沚▶・洲渚▶・洲嶼▶・洲中▶・洲汀▶・洲島▶・洲畔▶・洲尾▶・洲淤▶[下接語]洲・一洲・河洲・洲・環洲・孤洲・荒洲・沙洲・神洲・成洲・中洲・長洲・汀洲・洲・登洲・白洲・晩洲・洲・浮洲・分洲・洲・芳洲・洲・夜洲・洲・礫洲・洲 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報