疾く(読み)トク

デジタル大辞泉 「疾く」の意味・読み・例文・類語

とく【疾く】

形容詞「と(疾)し」の連用形
すぐに。急いで。
「その窓の戸―さしてよ」〈鴎外・文づかひ〉
時間的にさかのぼった時点で。ずっと以前に。
「(名刺ヲ)―用意をして居たらしい」〈鏡花婦系図
[名]ずっと以前。とっく。
「我も―より気の付かざるにはあらねども」〈根無草

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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