矢竹・箭竹(読み)やだけ

精選版 日本国語大辞典 「矢竹・箭竹」の意味・読み・例文・類語

や‐だけ【矢竹・箭竹】

〘名〙
イネ科のタケササ類。各地の山野に生え、矢をつくるために栽培もされる。高さ二~六メートル、径一~二センチメートル。節は低く節間はまっすぐで、長さ二五~六〇センチメートル。葉は披針(ひしん)形で長さ八~三〇センチメートル、小枝に三~一〇個ずつつく。線形緑色の小穂を多数円錐状につける。しのべ。やじめ。〔常陸風土記(717‐724頃)〕
② 箆(の)のこと。はいだ矢の矢尻(やじり)と羽との間の竹の部分。矢柄

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報