常陸風土記(読み)ヒタチフドキ

デジタル大辞泉 「常陸風土記」の意味・読み・例文・類語

ひたちふどき【常陸風土記】

奈良時代常陸国地誌。1巻。和銅6年(713)の詔により撰進された風土記の一。養老年間(717~724)に撰進。11郡中9郡の記事が残っている。常陸国風土記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「常陸風土記」の意味・読み・例文・類語

ひたちふどき【常陸風土記】

  1. 地方誌。和銅六年(七一三)の中央官命によって常陸国国司から報告した上申文書。解文(げぶみ)体裁をもち、藤原宇合編纂に関係し、養老年間(七一七‐七二四)末頃までに成立したと推定される。官命に応じて地理産物、古伝承などを記す。現存本は白壁・河内二郡の記事を欠き、首巻と行方(なめかた)郡以外は省略が多い。常陸国風土記。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「常陸風土記」の解説

常陸風土記

茨城県鹿嶋市に本店を置く和菓子店、丸三老舗が製造・販売する和菓子。求肥の餅を手作業で炊き上げた大納言小豆で包んだもの。天皇陛下献上菓子としても知られる同店の代表銘菓。抹茶味もある。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android