笑止がる(読み)ショウシガル

デジタル大辞泉 「笑止がる」の意味・読み・例文・類語

しょうし‐が・る〔セウシ‐〕【笑止がる】

[動ラ四]
困りきる。
今朝からの酒の醒める程―・れば」〈浮・禁短気・一〉
気の毒に思う。
「ともどもに―・ってくれう人が、其のごとくに笑ふといふことが有る物か」〈続狂言記・飛越新発意

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「笑止がる」の意味・読み・例文・類語

しょうし‐が・る セウシ‥【笑止がる】

〘自ラ四〙 (「がる」は接尾語)
① 困った気持態度に表わす。
※詩学大成抄(1558‐70頃)三「景泰禅師と云、殊勝な僧の此山に住せられたに、水がないほどにせうしがりたれば」
② 気の毒に思う気持を態度に表わす。
御伽草子・福富長者物語(室町末)「軟障(ぜじゃう)だつ物の破(や)れよりのぞきてしゃうしがれど」
③ おかしいと思う気持を態度に表わす。

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