シンボチとよむのが一般的であるが、「源氏物語」などには撥音無表記により「しぼち」とあり、また、「文明本節用集」に「シンホツイ」、「明応本節用集」に「シホツイ」、「黒本本節用集」に「シンボチイ」と見える。これに対し、「節用集大全」(一六八〇)に「シンボチ」「シンボチイ」の両形、「広益二行節用集」(一六八六)に「シンボチ」、「書言字考節用集‐四」(一七一七)に「シンボチ」が認められ、元祿に入って刊行された節用集以降は、ほぼシンボチに定着していくようである。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…出家狂言。寺の住持が,新発意(しんぼち)(出家して間もない少年)に命じて,野中の清水へお茶の水をくみにやろうとする。が,新発意が言いつけにそむくので,住持は門前のいちゃ(若い女の通り名)に行かせる。…
※「新発意」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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