組高欄(読み)くみこうらん

精選版 日本国語大辞典 「組高欄」の意味・読み・例文・類語

くみ‐こうらん ‥カウラン【組高欄】

〘名〙 縁や仏壇上に設けられた高欄うち矛木(ほこぎ)平桁(ひらげた)地覆(じふく)の三水平材を斗束(とづか)で支え、隅で上記三材を交差突出させたもの。この先端が反ったものを刎勾欄(はねこうらん)という。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の組高欄の言及

【高欄】より

…下から地覆(じふく),平桁(ひらげた),架木(ほこぎ)の横材が斗束(ますづか)に支えられ,斗束の間に平桁を支える栭束(たたらづか)がある。隅や端の納まりによって,親柱をたて上に擬宝珠(ぎぼし)をおく〈擬宝珠高欄〉,親柱を使わず架木先端を長く,平桁と地覆先端をわずかに出す〈組高欄〉,架木先端をそらせる〈刎(はね)高欄〉などがある。階段には登り高欄を用い,昇り口には袖高欄をつける。…

※「組高欄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android