落木(読み)らくぼく

精選版 日本国語大辞典 「落木」の意味・読み・例文・類語

らく‐ぼく【落木】

〘名〙 葉が散り落ちた木。落葉した木。
※雲壑猿吟(1429頃)送龍岩侍者随咲山師赴江州金剛之命二首「落木秋声万壑哀、自覚交情渾似水」 〔杜甫登高詩〕

おとし‐ぎ【落木】

〘名〙 用便のとき尻を拭う木片籌木(ちゅうぎ)

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普及版 字通 「落木」の読み・字形・画数・意味

【落木】らくぼく

落葉。唐・杜甫〔登高〕詩 無邊の木、として下り 不盡の長江滾滾(こんこん)として來る

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世界大百科事典(旧版)内の落木の言及

【サンゴ(珊瑚)】より

… サンゴが着生する岩礁,広い意味ではサンゴ採取の海域を,水深に関係なく曾根(そね)と呼び,底引網の一種であるサンゴ網を使ってサンゴ原木が採取される。原木は採取時の状態によって,(1)海底に着生し,サンゴ虫が木に付着して成育している〈生木(なまき)〉または〈新木(しんき)〉,(2)木は海底に固着しているが,サンゴ虫はすでに枯死している〈枯木(かれき∥しやれぎ)〉,(3)海底に倒れて,木の外部が腐食をうけている〈落木(おちぎ)〉の三つに分類される。 宝飾用に使われるサンゴは八放サンゴ類のうちの〈貴重サンゴ(いわゆる本サンゴ)〉で,色合いによって,赤色,桃色,白色に三大別される。…

※「落木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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