蓑・簑(読み)みの

精選版 日本国語大辞典 「蓑・簑」の意味・読み・例文・類語

みの【蓑・簑】

〘名〙
① 茅(かや)・菅(すげ)などの茎や葉、または藁(わら)棕櫚(しゅろ)などを編んで作った雨具。肩から羽織って前で結ぶ。その末は乱髪のように垂れている。
伊勢物語(10C前)一〇七「みのも笠もとりあへで、しとどに濡れて惑ひ来にけり」
婦人の添え髪。かもじ。鬢蓑(びんみの)。〔俚言集覧(1797頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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