棕櫚(読み)すろ

精選版 日本国語大辞典 「棕櫚」の意味・読み・例文・類語

す‐ろ【棕櫚】

〘名〙 =しゅろ(棕櫚)①《季・夏》 〔色葉字類抄(1177‐81)〕

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デジタル大辞泉 「棕櫚」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐ろ【××櫚/××梠】

ヤシ科の常緑高木。高さは5メートル以上になり、幹は直立し、枝がなく、のような毛で覆われる。頂上に群生する葉は長い柄をもち、手のひら状で大きい。雌雄異株。5、6月ごろ、淡黄色の小花を多数つけ、のち、青黒色球形の実を結ぶ。南九州の原産。材を書斎・亭などの柱や器物に、毛状の棕櫚皮を縄・たわしほうきなどに、葉を帽子・敷物うちわなどの材料に用いる。わじゅろ。すろ。 花=夏》
紋所の名。1の葉の開いた形を図案化したもの。
[類語]椰子ココ椰子棕櫚竹ラタン

す‐ろ【××櫚】

しゅろ(棕櫚)」に同じ。
「姿なけれど―の木、唐めきて」〈・四〇〉

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動植物名よみかた辞典 普及版 「棕櫚」の解説

棕櫚 (シュロ・スロ;シュウロ)

学名Trachycarpus fortuni
植物。ヤシ科の常緑高木,園芸植物,薬用植物

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