説教強盗(読み)セッキョウゴウトウ

デジタル大辞泉 「説教強盗」の意味・読み・例文・類語

せっきょう‐ごうとう〔セツケウガウタウ〕【説教強盗】

侵入した先で被害者に「戸締まりがいいかげんだ」「泥棒よけに犬を飼いなさい」などと説教をする強盗
[補説]元祖は大正末から昭和初めに東京で強盗をはたらいた妻木松吉。「説教強盗」は、この強盗犯に対して朝日新聞記者が命名したもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の説教強盗の言及

【盗犯等防止法】より

…盗犯防止法ともいう。昭和初年ころ,東京周辺に出没したいわゆる〈説教強盗〉などに対処するために,制定された法律である。全4条から成り立っているが,その主眼は,第1に,窃盗罪,強盗罪の一定の態様のものに対する正当防衛の成立範囲を広げること,第2に,常習・累犯者に対する刑を加重することの2点にある。…

※「説教強盗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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