妻木松吉(読み)ツマキ マツキチ

20世紀日本人名事典 「妻木松吉」の解説

妻木 松吉
ツマキ マツキチ

明治〜昭和期の犯罪者 説教強盗



生年
明治34(1901)年12月13日

没年
平成1(1989)年1月29日

出生地
山梨県甲府市

経歴
幼い時から苦労重ね、のち左官となって上京。大正15年失業し、同年8月1日から80回以上にのぼる強盗を働くが、人を傷つけず、押し入った先で盗難予防の説教をするという手口から説教強盗と呼ばれ、市井人気者になる。昭和4年2月23日逮捕され、翌5年一審の無期懲役服役。模範囚として過ごし、24年出所、以後防犯講演の講師もつとめた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「妻木松吉」の解説

妻木松吉 つまき-まつきち

1901-1989
明治34年12月13日生まれ。左官職人となり上京するが強盗をはたらくようになり,押し入った先で防犯を説いたことから説教強盗とよばれる。昭和4年に逮捕され,147件の罪で無期懲役の判決をうける。22年恩赦で仮釈放後,防犯講演の講師をつとめた。平成元年1月29日死去。87歳。山梨県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「妻木松吉」の解説

妻木 松吉 (つまき まつきち)

生年月日:1901年12月13日
明治時代-昭和時代の説教強盗
1989年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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