鈍作(読み)ノロサク

デジタル大辞泉 「鈍作」の意味・読み・例文・類語

のろ‐さく【鈍作】

のろい人を人名のようにいった語。のろすけ。のろま。
「この―め、すぐにかかあの手をひいて」〈魯文西洋道中膝栗毛

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鈍作」の意味・読み・例文・類語

どん‐さく【鈍作】

〘名〙 (形動) できのよくない作品。また、へたなさま。
日葡辞書(1603‐04)「Donsacuna(ドンサクナ) ウタ

のろ‐さく【鈍作】

〘名〙 行動反応などののろい人を人名のように表現した語。のろすけ。のろま。
※雑俳・雲鼓評万句合‐寛延三(1750)「おひきとはのろ作殿のお娘子」

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