デジタル大辞泉
「銜む」の意味・読み・例文・類語
くく・む【×銜む/▽含む】
[動マ五(四)]
1 口の中にふくむ。
「例の―・んだような言語までが」〈二葉亭訳・夢かたり〉
2 表面に加えもつ。ふくむ。
「緊笑いにも愛嬌を―・んで」〈二葉亭・浮雲〉
3 外から包みこむ。または、中に入れる。
「襁褓に―・まれ給へる」〈狭衣・四〉
4 心にとどめる。忘れずにいる。
「心の内にいつかあぢはひ―・むごと、なくなくこもりありければ」〈賀茂女集〉
[動マ下二]「くくめる」の文語形。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例