開度(読み)かいど(英語表記)divergence

翻訳|divergence

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「開度」の意味・わかりやすい解説

開度
かいど
divergence

茎につく葉の位置関係を示す尺度。すなわち,茎の中軸と葉の基部とを含む央面 median planeを葉ごとに考えるとき,隣合う2央面のなす角度を 360で割った値。言い換えれば,茎につく葉の値を,茎に垂直に上から見たとき,隣合う2枚の葉が出ている方向の差が開度角で,この開度角が全周 (360°) の何分の何であるかを分数値で示したのが開度である。多くの植物について調べると,開度角の最大は 180° (開度1/2。イネハナショウブなど) ,最小は 120° (開度1/3。スゲ,カヤツリグサなど) で,他はみなこの2つの間の値になる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android