頤を養う(読み)オトガイヲヤシナウ

デジタル大辞泉 「頤を養う」の意味・読み・例文・類語

おとがいやしな・う

生計を立てる。
養ってやる。他人生活の面倒をみてやる。
「ながなが―・うてゐた此の、此の、此の顔が立たぬか」〈浄・浪花鑑

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「頤を養う」の意味・読み・例文・類語

おとがい【頤】 を 養(やしな)

① 生活していく。生計をたてる。食っていく。
浄瑠璃双生隅田川(1720)三「おとがいやしなふ有がたしと、鬼が島でも龍宮でも、遣(や)る所へなぜうせぬ」
② 他人に食べ物を与えて、養ってやる。生活のめんどうをみてやる。
※浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)七「立(たた)ぬか。アノながなが頤を養(ヤシナ)ふてゐた此(この)。此。此顔が立(たた)ぬか」

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